みそ汁はカツオだしで。

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【有機野菜を選ぶメリット】有機野菜は人にも環境にも優しい?

どうも、コマアキです!

前回は有機野菜を選ぶメリットとして、まずおいしいということを挙げました。
【有機野菜を選ぶメリット】有機野菜はおいしい! - みそ汁はカツオだしで。


野菜がうまいと、満足感は結構なものです。

そして今回は、有機野菜を選ぶメリットとして、人と環境に優しいということについて考えてみようと思います。


「有機野菜は人に優しい」と聞くと、前回の記事でも農薬はほとんど使っていないと言ったので、食べる側としては安心です。だから人に優しいと。
確かにそれもそうなのですが、実は生産者にとっても、農薬を使わないというのはとても体に良いことなのです。
一般の野菜や果物の栽培では農薬を使うのは当たり前なのですが、実はこの農薬は害虫や病原菌だけでなく、人にも作用して悪影響を及ぼします。
実際農薬散布をしているところを見るとわかるのですが、かなり作業している人にもかかっています。
それによって気分が悪くなったり、肌が荒れたりします。
しかし有機野菜では、そもそも農薬を基本的に使わないので、苦しむこともありません。
だから皆さんが有機野菜を選ぶことで、生産者が農薬で苦しむこともなくなります。
(農家さんの話を聞くと、自分や家族が農薬で苦しむことが続いたので、農薬を使わない有機栽培に取り組み始めたということをよく聞きます。)

 

また、有機野菜が環境に優しい理由として、肥料もポイントになります。
「え、肥料のどこが悪いの?!」と思うかもしれませんが、慣行栽培で使用される化学肥料は、その量が原因で地下水が汚染され、水が飲めなくなるということが日本中で起きています。
というのは、慣行栽培では化学肥料を過剰に使用する傾向があり、作物に吸収されずに残った窒素分が地下へ浸透し、硝酸態窒素として地下水に溶け込みます。
この硝酸態窒素はガンやブルーベビー症になると言われており、濃度が濃いと飲料水として使えなくなります。
今、僕たちは蛇口から出た水しか口にしないので考えにくいかもしれませんが、昔は地下水や湧き水が飲めたのに、今ではもう飲むと体に悪影響をきたしてしまうのです。
水が飲めないだなんて、なんだか悲しいですね。
というわけで、皆さんが有機野菜を選ぶことにより、水の汚染を食い止めることができるのです。

 

以上が有機野菜は人にも環境にも優しいと言える理由です。
慣行野菜は安いし、見た目もきれいなのですが、消費されることで実は農薬によって僕たちも生産者も苦しむことになるし、環境の汚染にも繋がっていたのです。

本当に悲しいですね。。
次回からは最近の有機野菜の記事について、もっと深いところまで見ていきたいと思います。
以上、コマアキでしたー