お酒を入れると肉がうまくなる!
自分は自炊するのですが、生姜焼きが好きで、よく作ります。
玉ねぎと炒めて、しょうがとにんにく、お酒を入れて炒めるだけでとてもおいしくできます。
自分はお酒として、焼酎を使っています。黒霧島です。
あまりお酒を飲まないのですが、旅先で飲んだ霧島がおいしく感じ、帰ってきてからボトルを購入しました。
すべて飲めるはずもなく、ずっと放置していたのでもったいなく思い、料理酒として使ってみました。
すると、とてもおいしい。
それ以来霧島でしょうが焼きを作っています。
そして最近、なぜしょうが焼きにお酒を使うと、おいしく仕上がるのか調べました。
ポイントは3つです。
・お酒のうまみ成分で料理がおいしくなる。
・お酒が肉の臭みを消してくれる。
・お酒がお肉を柔らかくする
○お酒のうまみ成分で料理がおいしくなる。
お酒にはうまみ成分であるアミノ酸やペプチドが入っており、これらがしょうが焼きのおいしさに結びつくようです。
他にも、コハク酸というアルコール発酵によってできる成分が含まれており、これはお酒の元である米や芋の味に関係しており、味に深みが増すのだそうです。
○お酒が肉の臭みを消してくれる。
お酒に含まれるアルコールが、肉の臭み成分であるメチルアミンなどと混ざると、より揮発しやすくなり、臭みを飛ばしてくれるのだそうです。
○お酒がお肉を柔らかくしてくれる。
お肉のpHは5程度で、これよりpHが低い、つまり強い酸性のものに触れることで柔らかくなります。
お酒のpHは3~4であるため、お酒をお肉にかけるとお肉が柔らかくなります。
調べると他にも、お酒にはタンパク質を分解する酵素が含まれているために柔らかくなるという意見もありました。
以上がお酒によってしょうが焼きがおいしくなる理由です。
ちなみに自分は50~100mlくらい使っていたのですが、お肉にふりかける程度(大さじ1杯くらい)で良いようです。
また、料理酒は販売価格を抑えるために色々な成分を添加しているため、料理酒ではなく普通のお酒を使うほうがおいしくなるそうです。