かぼちゃの切り口が白いのはなぜ?
さてさて、かぼちゃのおいしい季節ですね。
朝夜が冷えてくると、煮物とか鍋とか、暖かいものを食べたくなります。
かぼちゃはこの時期、北海道産がメインだと思いますが、これらは7月から9月中には収穫して、順次出荷されます。
かぼちゃは収穫してから、雨が当たらない風通しの良いところに保管して、乾燥させます。
ある程度乾燥させないと、輸送途中に熱をもって、傷んでしまうからです。
最近は量が多いということで、かぼちゃは大体1/2とか、1/4にカットされてスーパーに並んでいます。
お店によっては、天ぷら用に馬蹄形にカットされたり、煮物用にダイスカットになったりして並んでいます。
しかしかぼちゃの切り口は、時間がたつと白くなってくるため、売れ残ってしまうと次の日に商品として出せなくなってしまいます。
これはかぼちゃに含まれているでんぷん質が乾燥したもののようです。
切ってすぐに透明な液体がうっすらと出てくるのですが、これに含まれているようです。
よくカビと間違われてしまうようですが、問題なく食べられますし、白いほどでんぷん質が多いからおいしいという意見もあるようです。
また、かぼちゃの種を包んでいるワタの部分も、時間がたつと色が濃くなって傷んできます。
ここから痛みが広がってくるので、かぼちゃのワタはきちんと取り除いたほうがいいかと思います。
かぼちゃは長持ちするような見ためをしていますが、わりとカビが生えやすいので、冷蔵庫に入れたとしても早く食べた方がよいですね。
収穫から時間がたつほど、でんぷん質が糖に代わって傷みやすくなりますが、その分甘くなっているはずなので、味つけを控えめにまとめて煮物にするのが楽なのでおすすめです。