みそ汁はカツオだしで。

本を読んだ感想や、勉強したこと、仕事について思ったことなどを書いていきます。

田んぼにオタマジャクシが浮いていた

どうも、カツオだしです。
 
私は以前、「泥んこバレー」というイベントに参加した事があります。
そのイベントは、色々な大学の学生が集まってレクレーションをし、最後は泥まみれになりながら田んぼでバレーをして締めるという、シュールなイベントです。
自分はそれに、大学4年のときに参加したので、あれは5年前の話になります。
 
2日間の日程で、1日目はお昼には集合し、午後からレクレーションをしました。
夜はバーベキューをして、近隣の家の方に泊めてもらったのだと思います。
ここいらへんはもう良く覚えていません。
 
そして2日目、いよいよ田んぼでバレーをしました。
その日は雨が降ったり止んだりで、5月の田植え前だったため、結構寒かったです。
とにかく泥まみれになりながら、楽しくバレーをしたのを良く覚えています。
待っている間は、隣の田んぼで田植えもしました。
バレーが終わるとみんなシャワーをするために、終わった順に引き上げていったのですが、その後自分は衝撃的な光景を目にしました。
今でも強烈に覚えています。
それは、田んぼにたくさんのオタマジャクシが浮いている光景でした。
 
おそらく、田んぼの中にいたオタマジャクシが、学生たちがバレーをしたので、踏みつぶされたり、土や泥で圧迫されたりして、死んでしまったのかもしれません。
本当の事を言うと、それだけでは衝撃的とまではいかないのですが。
実はこのイベントは農業や環境に関心のある学生が多く集まっていたのです。
だから、会場も昔ながらの棚田で稲作をしている地域を選んだんだろうし、手で植えていたし、農薬や化成肥料も使っていないんじゃあなかったんでしょうか。
自分も農業や環境に興味がある人間だと思っていたので、この光景を見てびっくりしました。
自分は何をやっているんだと。
オタマジャクシを殺していいのかと。
何が環境にやさしいのか、わからなくなってしまいました。
 
学生達も、それぞれ差はあれど、高い意識をもって参加していたんだと思います。
自分もそうだった。
でも、大量に、無意識に、オタマジャクシを殺してしまった。
僕らは頭の中ではいいことを考えていても、実は自分では気づかないところで大きな矛盾をしているんじゃあないか?
だったら僕らは何のために、いいことを、カッコつけたことを考えちゃったりなんかしているんだろうか?
どんなに頭で考えても、それを矛盾してしまう事があるのなら、それが仕方のないことなら、オタマジャクシを殺したことを、別に気にとめなくてもいいのか。
僕ってイヤなやつですね、現実に比べたら、本当にちっぽけな存在だ。